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12.14 辺野古で海上大行動

12月14日、辺野古の海に土砂が投入されてから一年が過ぎました。

12月3日は安和で海上大行動を行いましたが、14日は辺野古でも海上大行動を行いました。

いつもカヌーと一緒に海に出る船メンバーの声を紹介します。

12月14日。辺野古新基地建設で埋め立て土砂が投入されてから1年が経った。 海上行動グループは、12月3日に埋め立て土砂搬出現場の安和桟橋で、66艇のカヌーが漕ぎ出す大規模な海上抗議行動を行ったばかりだったが、今日は急な呼びかけにもかかわらず、早朝より31艇のカヌーメンバーが集まり、6隻の抗議船と共に違法工事へ抗議した。

松田の浜よりカヌーと船とで抗議パレード。埋め立て土砂の搬入が続くK8護岸前で、海上抗議集会。

集会では、1年前、初めて赤土土砂が辺野古の青い海へ投入された日の衝撃と、やりきれなさを語るカヌーメンバーの訴えに、誰もが静かに聞き入っていた。胸が潰れるような瞬間に、無念さと悲しみを共有した仲間たちの姿がそこにあった。

集会が終わると、カヌーメンバーは、いつものように果敢にオイルフェンスを越え違法工事へ強い抗議と抵抗を示した。海保GBは、いつもより多い艇数で待ち構え、カヌーメンバーを次々と暴力的に拘束してゆく。

「未来に残そう青い海」は、海上保安庁の標語ですよね?だったら目の前の海を破壊している違法工事を止めてください!あなた方は沖縄防衛局の違法工事を手助けしてるようにしか見えません。そう集会で海保へ語りかけたカヌーメンバーの言葉は、今日も彼らの胸には届かない。

私たちは日々の抵抗現場で、決して突飛な言葉を口にしてるわけではない。 「森を守ろう」「海を守ろう」 「ジュゴンを守ろう」「サンゴを守ろう」 「命を守ろう」「平和な暮らしを守ろう」

これらあたりまえの言葉が、いつかこの国の政府へ伝わる日が来るのだろうか。

私には海上抗議現場で、大きな声で叫ぶ言葉がある。

「と・り・か・え・し・つ・か・な・い」

辺野古・大浦湾を含む沖縄島北部で確認されていた3頭のジュゴンのうち、今年3月、1頭が死体で見つかり、残り2頭も行方不明のままだ。大浦湾に近接する海域で目撃されていたジュゴンがいなくなったのは、今からおよそ1年前の秋だった。

沖縄の海で生息するジュゴンが絶滅してしまってからでは「とりかえしつかない」

心折れそうな過酷な現場で、どんなに辛く悲しくとも、ひたむきに不正義と闘ってきた仲間たち。 工事が止まるその日まで「諦めない」ことを共に誓った。

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