海保も知らない秘密の楽園
大浦湾 と聞いてこのブログを読んでくださっている方がまず思いつくのは 辺野古新基地建設ではないでしょうか。
でも、ここにはたくさんの生き物たちが暮らす手つかずの自然が残る場所でもあるのです。
2007年にはアオサンゴという種類の群生が発見されました。長さ50m、幅 30m、高 さ12mという広さの群生です。
想像してみてください。 かけっこをする50mトラック 25メートルプールよりも広い30メートル。
高さは12メートルはビルだと3階建てくらいでしょうか?
ここは本当に森のような場所。上から珊瑚の木々が生えている森をふんわり見下ろすことができ、いつも不思議な気分です。
そして以前にもご紹介したテーブル珊瑚の群生 色とりどりのサンゴたちの上をひらり ゆらりと泳ぐ熱帯魚
このようなパッと見ただけでうわーー!!と感激してしまう場所もたくさんあるのですが、一見するとなんでもないようなところにもたくさんの命がイキイキと暮らす場所なのです。
以前海保のお兄さんに 「お魚が海壊さないでー!!って海保に伝えてと言ってたよ」と話しかけると 「この海にはもうサンゴはないって聞いてます」と答えました。
辺野古・大浦にはサンゴがないから基地を作ってもいいと上司に教えられたのでしょうか?
でもね、本当にいろんな種類の生き物がいるんですよ。
大きいサンゴも 赤ちゃんサンゴも 海草も 貝も ウミウシも カニも とにかくいっぱいいるんです。
こんなにたくさんの種類の生き物が 生きていける環境を見つけ環境に適応し 命を受け継いできた場所なんです。
海保のお兄さんに あなたの子どもに基地をプレゼントするより、この海を守っていつか一緒に泳ぎに来れた方が明るい未来じゃないですか? お父さんが海のプロだものお子さんだって 安心して大自然のこの海を楽しめますよね と伝えたら 何も返事はありませんでした。
何も返事がない時は ノー ではなくてイエスなんだということを 私たちは知っています。
海保のお兄さんだってゴムボートの上でプカプカしているだけでなく、本当は覗いてみたいはず。
私たちカヌーチームと海保の皆さんのお尻の下には それはそれは 美しく素敵な世界が広がっているのですから。
(ダイビングチームレインボーより写真提供)