セレモニーのための埋立本体工事着工?
世の中には、報道や印象操作によって、埋めてないのに埋立本体工事着工に見えるポーズがあります。
安心して下さい、埋められてませんよ。
朝から工事予定の浜では、工事関係者が安全祈願の地鎮祭を行っていたらしい。
これから危険の固まりを造ろうとしているのに本末転倒な話だ。
浜にいるのは工事作業者だけでなくはない。
崖から海にはられたフロート沿いまで、ずらーっと海保が並でいる。
防衛局も、沖縄県警も、軍警も、ミリタリーポリスも、米軍のメディアもいる。
そしてひときわ異様なのが、浜の左側で
かりゆしウエアなど正装したお偉いさんらしき人々が
白いテーブルクロスをひいた長机を前に一列に並んでいる。
9:15AM、お偉いさん達がセレモニーのために準備されたボタンを押したのを合図に
クレーンが動きはじめた。
クレーンは「ザブトン」と言われる網袋に入った石材を吊り下げ、波打ち際に置きはじめた。
それに猛抗議して、カヌーは手前にはられたフロートの中に一斉に入る。
次々と早いペースでザブトンが並べられていく。
20分後、5個のザブトンが運ばれた、と思ったら
お偉いさん達は解散して、「本体工事着工」はあっというまに終了した。
干潮の昼時には、埋立のための「海中投下」したつもりのザブトンは、
砂浜に並んだ状態になっていた。
「本体着工」後は、これまでやっていた仮設道路(申請を行っていない違法な作業)の続きが行われたが
それもいつもより早く2時には終了した。
お偉いさんのセレモニーを混乱させないためか、
海保も手荒らな態度ではなく、
ずらっと配置されしっかり警備をしていますよ、というアピールのために大勢かき集めてきたのかもしれない。
(海保はほぼ総動員で交替もいないので、お昼ごはんも食べさせてもらえないようだった。)
「辺野古埋立本体工事着工」の大々的なアピールのために行われたのは
あきれるくらいに陳腐な内容だった。
あんなもので埋立されてしまったと勘違いされてはいけない。
まだ海は壊されていない、すぐにでも撤去させて、
ついでに基地の中の重機で、基地全体の解体撤去作業までしてもらおう。