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ついにまた

2017年元旦 

辺野古の浜には、この場所で初日の出を拝もうと多くの人が集まりました。

今年こそは基地建設を止め、穏やかな年になるようにとの願いを込めて

その願いに応えるような、小春日和の日々が続いていました。

しかし、新年早々に、残念ながらその平穏を破り

海上作業が再開されてしまいました。

4日朝から辺野古ぶるーは漕ぎ初めで集っていました。

もちろん、作業再開されるかもしれないので

その監視と抗議と非暴力直接阻止のために。

午前中大浦湾のレジャービーチでは

浜にフロートを並べる作業が行われました。

船団と辺野古ぶるーは、その都度抗議の声をあげ続けました。

午後になり、フロートを吊っていたクレーンも引き上げ

しばらく動きがありません。

お昼ご飯も食べ、陽気な気候で

朝から監視していて気が張りつめていた緊張もゆるみ

昼寝でもしたくなるようなゆるやかな空気が流れていました。

3時を過ぎても動きがありません。

このまま今日は作業おわってくれたらいいのに

ところが、4時過ぎに

浮き桟橋(作業船や海保の船を係留するため)を設置する予定の場所に

大型クレーンが再び現れました。

クレーンで釣り下ろされた三隻の作業船がオイルフェンスをひっぱりはじめました。

辺野古ぶるーと船団は、必死に阻止し、抗議しましたが

それまでおとなしかった海保が猛スピードで海上を走り回り

冬なのに海中に墜ちている人をすぐに引き上げようともせず

そのすぐ横を暴走していきます。

仲間が次々と危険にさらされていくのを見て

ああ、またはじまってしまったんだな…

と、やるせない気持ちが再びわき起こってきます。

かなり長い時間抵抗していたように感じましたが、

1時間で彼らの作業はできてしまいました。

何のための作業だったのかと言うと、

浮き桟橋を設置するのを私たちにじゃまされない為に

その周りをオイルフェンスで囲うというもの。

つまり辺野古ぶるーや船団の海上行動がなければ

すぐに浮き桟橋を設置できるのに

その前に1工程作業を追加しなければならなかったのです。

作業は始まってしまいましたが、

初日での浮き桟橋の設置は阻止できたということです。

地道な行動の成果です!

しかし、逆もまた然り

戦争で人を殺す行為も、ほんの少しの作業の積み重ねの先にあるといえます。

ひとつひとつそれらの作業を止め遅らせる事で

この基地建設をストップさせなければ

海を埋め、人の心を埋め、その上に戦争への道を造らせないために

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